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『風通ふ寝覚めの袖の花の香にかをる枕の春の夜の夢』 現代語訳と品詞分解・文法解説 |
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著作名:
走るメロス
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このテキストでは、新古今和歌集で詠まれている「風通ふ寝覚めの袖の花の香にかをる枕の春の夜の夢」という歌について説明していきます。
風通ふ寝覚めの袖の花の香に かをる枕の春の夜の夢
朝目覚めると、部屋に風が入ってきて、その風が運んできた花の香で私の袖がかおっています。寝るときに使っていた枕もまたその香でかおっていますが、その枕で春の夜の夢をみていたのですよ。
風通う | 桜の散る庭から、寝ている部屋に、風が花の香をのせて吹き込んでくる |
寝覚め | 「寝覚め」とは、眠っている途中で目が覚めること |
春の夜の夢 | 体言止め。夢はおそらく恋の夢 |
※名詞は省略してあります。
風
通ふ(ハ行四段活用・連体形)
寝覚め
の(格助詞)
袖
の(格助詞)
花
の(格助詞)
香
に(格助詞)
かをる(ラ行四段活用・連体形)
枕
の(格助詞)
春
の(格助詞)
夜
の(格助詞)
夢
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