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古文単語「おほきなり/大きなり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】 |
著作名:
走るメロス
29,296 views |
おほきなり/大きなり
このテキストでは、ナリ活用の形容動詞「おほきなり/大きなり」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
形容動詞・ナリ活用
未然形 | おほきなら | ◯ |
連用形 | おほきなり | おほきに |
終止形 | おほきなり | ◯ |
連体形 | おほきなる | ◯ |
已然形 | おほきなれ | ◯ |
命令形 | おほきなれ | ◯ |
■意味1
大きい、広大である。
■意味2
重大である、大事である。
[出典]:かぐや姫の昇天 竹取物語
「天下のことは、とありとも、かかりとも、御命の危ふさこそ大きなる障りなれば...」
[訳]:世の中のことは、どうあろうと、こうあろうと、(あなたの)お命が危ないということこそ重大な障害なので...
「天下のことは、とありとも、かかりとも、御命の危ふさこそ大きなる障りなれば...」
[訳]:世の中のことは、どうあろうと、こうあろうと、(あなたの)お命が危ないということこそ重大な障害なので...
■意味3
程度がはなはだしい、ひどい。
[出典]:須磨 源氏物語
「これより大きなる恥にのぞまぬ先に...」
[訳]:これよりひどい恥に直面しない前に...
「これより大きなる恥にのぞまぬ先に...」
[訳]:これよりひどい恥に直面しない前に...
■意味4
盛大である、立派である。
[出典]:徒然草
「大きなる職をも辞し、利をも捨つるは、ただ学問の力なり。」
[訳]:立派な地位をも辞退し、大きな利益をも捨てることができるのは、ひたすらに学問の力(のおかげ)である。
「大きなる職をも辞し、利をも捨つるは、ただ学問の力なり。」
[訳]:立派な地位をも辞退し、大きな利益をも捨てることができるのは、ひたすらに学問の力(のおかげ)である。
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