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古文単語「かはる/変はる/代はる/替はる」の意味・解説【ラ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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「かはる/変はる/代はる/替はる」の意味・活用・使用例【ラ行四段活用】

このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「かはる/変はる/代はる/替はる」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ラ行四段活用

未然形かはら
連用形かはり
終止形かはる
連体形かはる
已然形かはれ
命令形かはれ


「かはる」には
①変はる
②代はる/替はる
があり、それぞれ意味が異なる。
①変はる

意味1:自動詞

変化する、以前と違った状態になる

[出典]ゆく河 方丈記
「所も変はらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二、三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。」

[訳]:場所は変わらず、人も多いが、人も多いが、(私が)過去会った(ことのある)人は、2,30人のうち、わずかに1人か2人である。


意味2:自動詞

改まる

[出典]:伊勢物語
「後は世変はり時移りにければ...」

[訳]:後は時代が改まり時も移ってしまったので...




②代はる/替はる

意味:自動詞

入れ替わる、交代する、代理をする

[出典]:澪標 源氏物語
「かの斎宮もかはりたまひにしかば...」

[訳]:あの斎宮も交代しなさったので...


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