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古文単語「かなしぶ/悲しぶ」の意味・解説【バ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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かなしぶ/悲しぶ

このテキストでは、バ行四段活用の動詞「かなしぶ/悲しぶ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

「かなしぶ」には
①愛しぶ
②悲しぶ
などの用法があるが、ここでは「②悲しぶ」を扱う。
バ行四段活用

未然形かなしば
連用形かなしび
終止形かなしぶ
連体形かなしぶ
已然形かなしべ
命令形かなしべ


意味:他動詞

悲しむ、嘆く、悲しいと思う

[出典]亡児 土佐日記
「京へ帰るに、女児のなきのみぞ悲しび恋ふる。ある人々もえ堪へず。」

[訳]:京都に帰るのに、女の子がいないことばかりが悲しく恋しく思われる。そこにいる人たちも(悲しみを)堪えることができない。


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