更新日時:
|
|
砂糖水の不思議~溶液って何??~ |
|
著作名:
Shinobu
50,042 views |
中学理科の中でも基本的な単元である溶液。このテキストでは溶液とは何かということを中心に解説します。
まずはじめに、水溶液という言葉を分解してみましょう。
(物質が)水に溶けた液
これが水溶液です。
皆さんは、水溶液と聞くとどんなものを想像しますか?
例えば、砂糖を水に入れてかき混ぜるとどうなるでしょう。
砂糖の粒は、だんだん小さくなって、見えなくなってしまいますね。
でも、砂糖は無くなったわけではありません。飲んでみると砂糖の味がしますね。
つまり、砂糖を溶かした水=砂糖水は、はじめ粒だった砂糖という物質が、水の中で更に小さな粒になって溶けた水溶液なんです。
さて、砂糖水を例にして水溶液を説明しましたが、この時重要な言葉がいくつかありますから覚えましょう。
砂糖などの物質が液体などに溶けることを溶解(ようかい)と言います。
溶液(ようえき)は物質が溶けたあとの液体を言います。砂糖水は水に溶けたものですから水溶液ですが、水以外に溶ける物質もあるので、溶液といいます。
溶媒(ようばい)というのは、砂糖水の例だと水のことです。物質を溶かしている液体のことですね。
溶質(ようしつ)というのは、砂糖水の例だと砂糖のことです。液体に溶ける物質のことですね。
これをまとめると次のようになります。
溶液=溶質+溶媒
物質が溶けるということは、具体的にどういう現象なのでしょう。
身近な砂糖水といえば紅茶に砂糖を入れたものですが、そのとき砂糖を入れた後スプーンでかき混ぜますよね。
砂糖は、かき混ぜなくても水に溶けるんですが、スプーンでかき混ぜることで溶質の拡散が早まります。
物質が溶けるということは、物質の粒が細かくなって、溶液とのふれあいが多くなることなんですね。
さっきのおさらいをしてみましょう。
溶液というのは、溶媒が液体のものでしたね。
この溶液はどんな特徴があるでしょう。
溶液は大きく分けて2つの特徴があります。
溶媒の中に溶質が粒になって溶け出して溶液ができますが、完全に溶けた溶液は溶質の最小の粒(これを分子といいます)が溶媒の中に散らばって均一になったものなんです。例えば完全な砂糖水の溶液は、コップの水面近くと底の甘さは同じということになります。
溶液のもう一つの特徴は、溶液は透明な液体であるということです。何か物質を溶かして、向こう側が見えない場合、溶液とは言いません。
溶液の特徴がわかりましたか?今後の学習にも重要な言葉が多いので、頑張って覚えましょう。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
簡単!濃度計算のキホン
>
水溶液の濃さについてかんがえてみましょう
>
酸性雨はどうやってできるのでしょうか
>
水素の作り方と集め方
>
二酸化炭素の作り方と集め方
>
酸素のつくり方と集め方
>
最近見たテキスト
砂糖水の不思議~溶液って何??~
10分前以内
|
>
|
デイリーランキング
注目テキスト