|
|
|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
カトリックの成立と発展 ② ~カール戴冠とローマ教皇~ |
|
著作名:
エンリケ航海王子
44,877 views |
|
ビザンツ皇帝からの自立
カトリック教会は、西ローマ帝国の滅亡後、アリウス派を信仰するゲルマン民族に囲まれ、その保護をビザンツ皇帝に頼っていました。
しかし、首位権の争いが激しくなるにつれて、ビザンツ皇帝の権力を後ろ盾にしたコンスタンティノープル教会が、カトリックの権威を否定し始めます。
このような状況に危機感を覚えた教皇グレゴリウス1世(在位590~604)は、ビザンツ皇帝の支配から自立しようと考え始めます。
(グレゴリウス1世)
修道院と布教活動
グレゴリウス1世は、ビザンツ皇帝に変わるカトリックの守護者として、フランク族に接近します。カトリックは更に、様々なゲルマン民族に布教活動を行いました。
この時、布教活動に重要な役割を果たしたのが、修道院でした。
修道院とは、伝道師となる修道士の養成機関で、西方教会の修道院は「貞潔・清貧・服従」という掟がありました。
なかでも、529年にベネディクトゥスという修道者がイタリアのモンテ=カシノ山に開いたベネディクトゥス派修道院が、西ヨーロッパ布教活動の中心でした。
(ベネディクトゥス)
|
1ページ
|
前ページ
|
1/3 |
次ページ |
このテキストを評価してください。
|
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
カトリックの成立と発展 ① ~カトリックの成立と首位権~
>
ゲルマン民族の大移動
>
メルセン条約とは わかりやすい世界史用語1401
>
クローヴィスとは わかりやすい世界史用語1362
>
荘園《ヨーロッパ》とは わかりやすい世界史用語1447
>
ランゴバルド王国(ランゴバルド人)とは わかりやすい世界史用語1349
>
デイリーランキング
世界史
- 先史時代
- 先史時代
- 西アジア・地中海世界の形成
- 古代オリエント世界
- ギリシア世界
- ヘレニズム世界
- ローマ帝国
- キリスト教の成立と発展
- アジア・アメリカの古代文明
- イラン文明
- インドの古代文明
- 東南アジアの諸文明
- 中国の古典文明(殷・周の成立から秦・漢帝国)
- 古代の南北アメリカ文明
- 東アジア世界の形成と発展
- 北方民族の活動と中国の分裂(魏晋南北朝時代)
- 東アジア文化圏の形成(隋・唐帝国と諸地域)
- 東アジア諸地域の自立化(東アジア、契丹・女真、宋の興亡)
- 内陸アジア世界の形成
- 遊牧民とオアシス民の活動
- トルコ化とイスラーム化の進展
- モンゴル民族の発展
- イスラーム世界の形成と拡大
- イスラーム帝国の成立
- イスラーム世界の発展
- インド・東南アジア・アフリカのイスラーム化
- イスラーム文明の発展
- ヨーロッパ世界の形成と変動
- 西ヨーロッパ世界の成立
- 東ヨーロッパ世界の成立
- 西ヨーロッパ中世世界の変容
- 西ヨーロッパの中世文化
- 諸地域世界の交流
- 陸と海のネットワーク
- 海の道の発展
- アジア諸地域世界の繁栄と成熟
- 東アジア・東南アジア世界の動向(明朝と諸地域)
- 清代の中国と隣接諸地域(清朝と諸地域)
- トルコ・イラン世界の展開
- ムガル帝国の興隆と衰退
- ヨーロッパの拡大と大西洋世界
- 大航海時代
- ルネサンス
- 宗教改革
- 主権国家体制の成立
- 重商主義と啓蒙専制主義
- ヨーロッパ諸国の海外進出
- 17~18世紀のヨーロッパ文化
- ヨーロッパ・アメリカの変革と国民形成
- イギリス革命
- 産業革命
- アメリカ独立革命
- フランス革命
- ウィーン体制
- ヨーロッパの再編(クリミア戦争以後の対立と再編)
- アメリカ合衆国の発展
- 19世紀欧米の文化
- 世界市場の形成とアジア諸国
- ヨーロッパ諸国の植民地化の動き
- オスマン帝国
- 清朝
- ムガル帝国
- 東南アジアの植民地化
- 東アジアの対応
- 帝国主義と世界の変容
- 帝国主義と列強の展開
- 世界分割と列強対立
- アジア諸国の改革と民族運動(辛亥革命、インド、東南アジア、西アジアにおける民族運動)
- 二つの大戦と世界
- 第一次世界大戦とロシア革命
- ヴェルサイユ体制下の欧米諸国
- アジア・アフリカ民族主義の進展
- 世界恐慌とファシズム諸国の侵略
- 第二次世界大戦
- 米ソ冷戦と第三勢力
- 東西対立の始まりとアジア諸地域の自立
- 冷戦構造と日本・ヨーロッパの復興
- 第三世界の自立と危機
- 米・ソ両大国の動揺と国際経済の危機
- 冷戦の終結と地球社会の到来
- 冷戦の解消と世界の多極化
- 社会主義世界の解体と変容
- 第三世界の多元化と地域紛争
- 現代文明
- 国際対立と国際協調
- 国際対立と国際協調
- 科学技術の発達と現代文明
- 科学技術の発展と現代文明
- これからの世界と日本
- これからの世界と日本
- その他
- その他
























