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古文単語「ずちなし/術無し」の意味・解説【形容詞ク活用】
著作名: 走るメロス
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ずちなし/術無し

このテキストでは、ク活用の形容詞「ずちなし/術無し」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。

※「じゅつなし/ずつなし」と書くこともある。
形容詞・ク活用

未然形ずちなくずちなから
連用形ずちなくずちなかり
終止形ずちなし
連体形ずちなきずちなかる
已然形ずちなけれ
命令形ずちなかれ


意味

なすすべがない、どうしようもない

[出典]宇治拾遺物語
「思ひ寝に聞けば、 ひしひしと、ただ食ひに食ふ音のしければ、ずちなくて...」

[訳]:思いながら寝て聞き耳をたてると、(僧たちが餅を)むしゃむしゃと、むしゃむしゃと、ただどんどん食べる音がしたので、(子どもは)どうしようもなくて...


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