このテキストでは、源氏物語の中の『住吉参詣』の「その秋、住吉に詣で給ふ」から始まる部分の品詞分解を行っています。このお話は「澪標（みおつくし）」の巻に記されてされています。

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「国の守参りて〜」の現代語訳・口語訳と解説


※名詞は省略しています。

国の守
参り（ラ行四段活用・連用形）
て（接続助詞）、
御まうけ、
例の（連体詞）
大臣
など（副助詞）
の（格助詞）
参り（ラ行四段活用・連用形）
給ふ（尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・連体形）
より（格助詞）
は（係助詞）、
ことに（副詞）
世
に（格助詞）
なく（形容詞・ク活用・連用形）
仕うまつり（ラ行四段活用・連用形）
けむ（過去推量の助動詞・終止形）
かし（終助詞）。

いと（副詞）
はしたなけれ（形容詞・ク活用・已然形）
ば（接続助詞）、

「立ちまじり（ラ行四段活用・連用形）、
数
なら（断定の助動詞・未然形）
ぬ（打消の助動詞・連体形）
身
の（格助詞）
いささか（形容動詞・ナリ活用の語幹）
の（格助詞）
こと
せ（サ行変格活用・未然形）
む（仮定の助動詞・連体形）
に（格助詞）、
神
も（係助詞）
見入れ（ラ行下二段活用・連用形）
数まへ（ハ行下二段活用・連用形）
給ふ（尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・終止形）
べき（当然の助動詞・連体形）
に（断定の助動詞・連用形）
も（係助詞）
あら（補助動詞・ラ行変格活用・未然形）
ず（打消の助動詞・終止形）。

帰ら（ラ行四段活用・未然形）
む（婉曲の助動詞・連体形）
に（格助詞）
も（係助詞）
中空なり（形容動詞・ナリ活用・終止形）。

今日
は（係助詞）
難波
に（格助詞）
舟
さし止め（マ行下二段活用・連用形）
て（接続助詞）、
祓へ
を（格助詞）
だに（副助詞）
せ（サ行変格活用・未然形）
む（意志の助動詞・終止形）。」

とて（格助詞）、
漕ぎ渡り（ラ行四段活用・連用形）
ぬ（完了の助動詞・終止形）。