更新日時:
|
|
蜻蛉日記原文全集「三月になりぬ」 |
|
著作名:
古典愛好家
7,515 views |
三月になりぬ。かしこにも女房につけて申しつがせければ、その人のかへりごと見せにあり。
「おぼめかせ給ふめればなむ。これ、かくなん殿のおほせはべめる」
とあり。見れば、
「「この月、日あしかりけり。月たちて」
となん、暦(こよみ)御覧じてただ今ものたまはする」
となん、暦(こよみ)御覧じてただ今ものたまはする」
などぞ書いたる。いとあやしう、いちはやき暦(こよみ)にもあるかな、なでふことなり、よにあらじ、この文(ふみ)かく人のそらごとならんとおもふ。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
蜻蛉日記原文全集「からうしてかへりて又の日」
>
蜻蛉日記原文全集「ついたち、七八日のほどの昼つかた」
>
枕草子 原文全集「故殿の御ために」
>
蜻蛉日記原文全集「三日になりぬる夜ふりける雪」
>
平家物語原文全集「康頼祝言 1」
>
枕草子 原文全集「しのびたる所にありては」
>
平家物語原文全集「祇王 1」
>
最近見たテキスト
蜻蛉日記原文全集「三月になりぬ」
10分前以内
|
>
|
デイリーランキング
注目テキスト