更新日時:
|
|
三角形の辺の長さと角の大きさの関係 |
|
著作名:
ふぇるまー
25,191 views |
△ABCに余弦定理を使うと、
これを変形すると
a、b、cは辺の長さなので当然"a>0、b>0、c>0"ですから"2bc>0"。このことから"cosA"が
・"cosA>0"であれば"b² +c² −a² >0"
・"cosA=0"であれば"b² +c² −a² =0"
・"cosA<0"であれば"b² +c² −a² <0"
この逆もまた然りです。
以上のことをまとめると、
・"cosA>0"すなわち"A<90°" ⇄ "b² +c² −a² >0"
・"cosA=0"すなわち"A=90°" ⇄ "b² +c² −a² =0"
・"cosA<0"すなわち"A>90°" ⇄ "b² +c² −a² <0"
・"cosA=0"すなわち"A=90°" ⇄ "b² +c² −a² =0"
・"cosA<0"すなわち"A>90°" ⇄ "b² +c² −a² <0"
ではこの性質を利用してなにがわかるのかというと、三角形の辺の長さの関係によって、当該の角が鋭角か、直角か、鈍角かを判別することができます。
△ABCにおいて、∠A、∠B、∠Cにそれぞれ対応する辺が、"a=3、b=4、c=7"のとき、∠Cは鋭角、直角、鈍角のいずれであるかを調べなさい。
∠Cについて考えるので、"c²=a²+b²−2ab cosC"の余弦定理で考えてみましょう。
cosCの大きさを調べるためには、"a² +b² −c² "の値を確認すればよいことがわかります。
a² +b² −c² =3²+4²−7²=9+16−49=−24<0
"a² +b² −c²<0"ということは、"cosC<0"ということなので、∠Cは90°より大きい角となります。つまり∠Cは鈍角です。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
鋭角三角形・直角三角形・鈍角三角形かを調べる方法
>
余弦定理を使った計算~2辺と1角が与えられた場合~
>
正弦定理を使った簡単な計算1
>
余弦定理の証明
>
正弦定理と余弦定理を使った練習問題一覧
>
[公式]余弦定理とその証明"∠Aが鈍角の場合"
>
最近見たテキスト
三角形の辺の長さと角の大きさの関係
10分前以内
|
>
|