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宇治拾遺物語『児のそら寝』(これも今は昔、比叡の山に〜)の品詞分解 |
著作名:
走るメロス
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児のそら寝
このテキストでは、宇治拾遺物語の中の一節、「児(ちご)のそら寝」(これも今は昔、比叡の山に児ありけり〜)の品詞分解を記しています。書籍によっては「稚児のそら寝」と題されるものや、内容が異なる場合があります。
※現代語訳:宇治拾遺物語『児のそら寝』わかりやすい現代語訳と解説
※宇治拾遺物語は13世紀前半ごろに成立した説話物語集です。編者は未詳です。
品詞分解
※名詞は省略しています。
■これも今は昔、比叡の山に児ありけり。僧たち、宵のつれづれに、「いざ、かひもちひせむ。」と言ひけるを、この児、心寄せに聞きけり。
これ | 代名詞 |
も | 係助詞 |
今 | ー |
は | 係助詞 |
昔、 | ー |
比叡 | ー |
の | 格助詞 |
山 | ー |
に | 格助詞 |
児 | ー |
あり | ラ行変格活用「あり」の連用形 |
けり。 | 過去の助動詞「けり」の終止形 |
僧たち、 | ー |
宵 | ー |
の | 格助詞 |
つれづれ | ー |
に、 | 格助詞 |
「いざ、 | 感動詞 |
かいもちひ | ー |
せ | サ行変格活用「す」の未然形 |
む。」 | 意志の助動詞「む」の終止形 |
と | 格助詞 |
言ひ | ハ行四段活用「いふ」の連用形 |
ける | 過去の助動詞「けり」の連体形 |
を、 | 格助詞 |
こ | 代名詞 |
の | 格助詞 |
児、 | ー |
心寄せ | ー |
に | 格助詞 |
聞き | カ行四段活用「きく」の連用形 |
けり。 | 過去の助動詞「けり」の終止形 |
■さりとて、しいださむを待ちて寝ざらむも、わろかりなむと思ひて、片方に寄りて、寝たるよしにて、出で来るを待ちけるに、すでにしいだしたるさまにて、ひしめき合ひたり。
さりとて、 | 接続詞 |
しいださ | サ行四段活用「しいだす」の未然形 |
む | 婉曲・仮定の助動詞「む」の連体形 |
を | 格助詞 |
待ち | タ行四段活用「まつ」の連用形 |
て | 接続助詞 |
寝 | ナ行下二段活用「ぬ」の未然形 |
ざら | 打消の助動詞「ず」の未然形 |
む | 婉曲・仮定の助動詞「、む」の連体形 |
も、 | 係助詞 |
わろかり | 形容詞・ク活用「わろし」の連用形 |
な | 強意の助動詞「ぬ」の未然形 |
む | 推量の助動詞「む」の終止形 |
と | 格助詞 |
思ひ | ハ行四段活用「おもふ」の連用形 |
て、 | 接続助詞 |
片方 | ー |
に | 格助詞 |
寄り | ラ行四段活用「よる」の連用形 |
て、 | 接続助詞 |
寝 | ナ行下二段活用「ぬ」の連用形 |
たる | 存続・完了の助動詞「たり」の連体形 |
よし | ー |
にて、 | 格助詞 |
いで来る | カ行変格活用「いでく」の連体形 |
を | 格助詞 |
待ち | タ行四段活用「まつ」の連用形 |
ける | 過去の助動詞「けり」の連体形 |
に、 | 接続助詞 |
すでに | 副詞 |
しいだし | サ行四段活用「しいだす」の連用形 |
たる | 完了の助動詞「たり」の連体形 |
さま | ー |
にて、 | 格助詞 |
ひしめき合ひ | 連語:ハ行四段活用「ひしめく」の連用形+補助動詞「あふ」の連用形 |
たり。 | 存続の助動詞「たり」の終止形 |
【「しいだす」の意味は?】
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