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宇治拾遺物語『児のそら寝』(これも今は昔、比叡の山に〜)の品詞分解
著作名: 走るメロス
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テストに役立つ!宇治拾遺物語『児のそら寝』の品詞分解

このテキストでは、宇治拾遺物語の一節、「児(ちご)のそら寝」(これも今は昔、比叡の山に児ありけり〜)の品詞分解を記しています。書籍によっては「稚児のそら寝」と題されるものや、内容が異なる場合があります。




現代語訳

宇治拾遺物語『児のそら寝』わかりやすい現代語訳と解説


宇治拾遺物語とは

宇治拾遺物語は13世紀前半ごろに成立した説話物語集です。編者は未詳です。


品詞分解

※名詞は省略しています。



これも今は昔、比叡の山に児ありけり。僧たち、宵のつれづれに、「いざ、かひもちひせむ。」と言ひけるを、この児、心寄せに聞きけり。

これ代名詞
係助詞
係助詞
昔、
比叡
格助詞
格助詞
ありラ行変格活用「あり」の連用形
けり。過去の助動詞「けり」の終止形
僧たち、
格助詞
つれづれ
に、格助詞
「いざ、感動詞
かいもちひ
サ行変格活用「す」の未然形
む。」意志の助動詞「む」の終止形
格助詞
言ひハ行四段活用「いふ」の連用形
ける過去の助動詞「けり」の連体形
を、格助詞
代名詞
格助詞
児、
心寄せ
格助詞
聞きカ行四段活用「きく」の連用形
けり。過去の助動詞「けり」の終止形






さりとて、しいださむを待ちて寝ざらむも、わろかりなむと思ひて、片方に寄りて、寝たるよしにて、出で来るを待ちけるに、すでにしいだしたるさまにて、ひしめき合ひたり。

さりとて、接続詞
しいださサ行四段活用「しいだす」の未然形
婉曲・仮定の助動詞「む」の連体形
格助詞
待ちタ行四段活用「まつ」の連用形
接続助詞
ナ行下二段活用「ぬ」の未然形
ざら打消の助動詞「ず」の未然形
婉曲・仮定の助動詞「、む」の連体形
も、係助詞
わろかり形容詞・ク活用「わろし」の連用形
強意の助動詞「ぬ」の未然形
推量の助動詞「む」の終止形
格助詞
思ひハ行四段活用「おもふ」の連用形
て、接続助詞
片方
格助詞
寄りラ行四段活用「よる」の連用形
て、接続助詞
ナ行下二段活用「ぬ」の連用形
たる存続・完了の助動詞「たり」の連体形
よし
にて、格助詞
いで来るカ行変格活用「いでく」の連体形
格助詞
待ちタ行四段活用「まつ」の連用形
ける過去の助動詞「けり」の連体形
に、接続助詞
すでに副詞
しいだしサ行四段活用「しいだす」の連用形
たる完了の助動詞「たり」の連体形
さま
にて、格助詞
ひしめき合ひ連語:ハ行四段活用「ひしめく」の連用形+補助動詞「あふ」の連用形
たり。存続の助動詞「たり」の終止形


【「しいだす」の意味は?】




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