|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
『知音』書き下し文・わかりやすい現代語訳(口語訳)と文法解説 |
著作名:
走るメロス
399,071 views |
『知音』
ここでは、呂氏春秋などに収録されている『知音』の一部分の原文(白文)、書き下し文、現代語訳(口語訳)とその解説を記しています。「知音之交」と題することもあります。
このお話は、「非常に親しい友人を失った悲しみ」を表す四字熟語「伯牙絶絃」の由来となった故事です。
【「云々」は「でんでん?」正しい読み方と意味を解説】
白文(原文)
伯牙鼓琴、鍾子期聴之。
方鼓琴而志在太山。鍾子期曰、
「善哉乎、鼓琴。巍巍乎若太山。」
少選之間、而志在流水。鍾子期又曰、
「善哉乎、鼓琴。湯湯乎若流水。」
鍾子期死。伯牙破琴絶絃、終身不復鼓琴。
以為、世無足復為鼓琴者。
書き下し文
方鼓琴(※ⅰ)而志在太山。鍾子期曰、
伯牙(はくが) 琴を鼓し、鍾子期(しょうきし) 之を聴く。
方鼓琴(※ⅱ)而志在太山。
琴を鼓するに方(あ)たりて、志(こころざし)太山(たいざん)に在り。
(※別解釈:琴を鼓して、志太山に在るに方たりては、)
鍾子期曰、
鐘子期曰く、
「善(※ⅲ)哉乎、鼓琴。巍巍乎(※ⅳ)若太山。」
「善きかな、琴を鼓すること。巍巍乎(ぎぎこ)として太山のごとし」と。
「善きかな、琴を鼓すること。巍巍乎(ぎぎこ)として太山のごとし」と。
少選之間、(※ⅴ)而志在流水。
少選(しょうせん)の間(かん)にして、志(こころざし)流水に在り。
鍾子期又曰、
鐘子期又曰く、
「善哉乎、鼓琴。湯湯乎若流水。」
「善きかな、琴を鼓すること。湯湯乎(しょうしょうこ)として流水のごとし。」と。」
「善きかな、琴を鼓すること。湯湯乎(しょうしょうこ)として流水のごとし。」と。」
鍾子期死。伯牙破琴絶絃、終身(※ⅵ)不復鼓琴。
鐘子期死す。伯牙(はくが)琴を破り絃(げん)を断ち、終身(しゅうしん)復(ま)た琴を鼓せず。
以為、世無足復為鼓琴者。
以為(おも)へらく、世に復た為に琴を鼓するに足る者無しと。
■次ページ:現代語訳(口語訳)と単語・文法解説
1ページ
|
前ページ
|
1/2 |
次ページ |
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
『人虎伝』(虎曰、我前身客呉楚〜)書き下し文・現代語訳(口語訳)と解説
>
『完璧』テストで出題されそうな問題
>
戦国策『借虎威(虎の威を借る)』 書き下し文と現代語訳(文法の解説)
>
十八史略『進遇於赤壁・赤壁之戦』(曹操撃劉表〜)書き下し文・現代語訳と解説
>
論語『子曰、詩三百、一言以蔽之、曰思無邪(一言以てこれを蔽う)』解説・書き下し文・口語訳
>
最近見たテキスト
『知音』書き下し文・わかりやすい現代語訳(口語訳)と文法解説
10分前以内
|
>
|
デイリーランキング