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オスマン帝国統治下の社会 ~シパーヒー、イェニチェリ、カピチュレーションとオスマンの平和~ |
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著作名:
エンリケ航海王子
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商業の発展
帝国の拡大は、同時に交易ルートの確保でもありました。
古くから東西交易の拠点であったコンスタンティノープルを占領後、オスマン帝国はイスタンブールに改称し首都に定めますが、この後、各地に広がる交易路が、有機的に結びついていきます。
イスタンブールには、イラン・中央アジアへのルート、シリア・エジプト・メッカへのルート、ペルシア湾・インド洋のルートなど、当時の世界貿易における主要なルートが確立されます。
オスマン帝国は、これらルートを介して、貿易や巡礼を奨励したため、多くの商人や巡礼者が往来し、経済活動は活発になりました。それと共に帝国の国富は拡大を続け、発展して行きました。
こうした活動を支えるため、オスマン帝国は領内の少数民族(アルメニア人・ユダヤ人・ギリシア人)の商人に特権を与えました。
この制度は後にフランスやイギリス、オランダなどのヨーロッパ諸国にも拡大し、領事裁判権を含むカピチュレーションという条約の元にもなりました。
オスマンの平和
このようにオスマン帝国は異なる民族の宗教や文化に寛容さを示し、統治を支える常備軍や官僚によって栄えました。この様子は「オスマンの平和」といわれ、広大な領域の支配を可能としました。
またスレイマンの治世には、建築家シナンによってスレイマニエ=モスクを始めとするさまざまな建築物が建てられました。
(スレイマニエ=モスク)
オスマン語を用いた文学や歴史書も書かれ、これに付け加えられたミニアチュールは、当時の帝国の様子を今に伝えています。
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