|
|
|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
17世紀~18世紀の哲学 ~経験論ベーコン(帰納法)、合理論デカルト(演繹法)、ドイツ観念論カント~ |
|
著作名:
エンリケ航海王子
138,468 views |
|
合理論とは
合理論とは、フランスのルネ=デカルト(1596~1650)が発展させた哲学です。
(ルネ=デカルト)
合理論は、さまざまな事象を懐疑的に見て、人間が持つ普遍的な理性を出発点とし、論理的に結論を導き出す哲学です。
デカルトは、著書『方法序説』の中で有名な言葉を残しています。
「我思う、故に我あり。(仏: Je pense, donc je suis、羅: ego cogito, ergo sum)」です。
デカルトはさまざまな事象を懐疑的に見るという方法的懐疑という手法で真理を得ようとしました。
しかし、論理的思考には出発点が必要です。さまざまな事象を方法的懐疑で捉えることによって、全てのものは懐疑的になるわけですが、デカルトは方法的懐疑をしている自分自身の存在は揺るがないものであるということを思考の出発点にしました。これを表す言葉が「我思う、故に我あり」なのです。
デカルトは、この合理論の実践方法として、演繹法を唱えました。
演繹法
演繹法とは合理論を実践するための方法で、ある命題(前提)を立て、それを論理的に考えることで真理を導き出す方法です。
ちょっと例を見てみましょう。
・ソクラテスの例
| 前提1 | すべての人間はいつか死ぬ。 |
| 前提2 | ソクラテスは人間である。 |
| 結論 | 故にソクラテスはいつか死ぬ。 |
これが演繹法です。
この演繹法に基づく大陸合理論は、その後オランダのスピノザ(1632~1677)、ドイツのライプニッツ(1646~1716)によって批判的に受け継がれ、発展していきます。
スピノザは汎神論、ライプニッツは単子(モナド)論という独自の主張もしました。
その後、18世紀末にドイツのイマヌエル=カント(1724~1804)は、イギリスの経験論と大陸の合理論のどちらも独断的であるとして、批判的にドイツ観念論という新しい哲学を打ち立てます。
(イマヌエル=カント)
彼は『純粋理性批判』、『実践理性批判』、『判断力批判』、『永遠平和のために』などの著作を残しました。
このように、イギリス経験論と大陸合理論、ドイツ観念論は、その後の近代哲学に大きな影響を与えました。
このテキストを評価してください。
|
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
17世紀~18世紀の科学 ~ラヴォアジェ、ボイル、ニュートン、科学革命、質量保存の法則~
>
17世紀~18世紀の政治思想① ~絶対王政と王権神授説、社会契約説、グロティウスの自然法~
>
古典派の音楽~音楽史~
>
バロック絵画 ~ルーベンス・レンブラント・フェルメール・エル=グレコ・ベラスケス~
>
17世紀~18世紀の経済思想 ~重商主義、レッセフェールとアダム=スミス~
>
17世紀~18世紀の政治思想① ~絶対王政と王権神授説、社会契約説、グロティウスの自然法~
>
17世紀~18世紀の科学 ~ラヴォアジェ、ボイル、ニュートン、科学革命、質量保存の法則~
>
デイリーランキング
注目テキスト
世界史
- 先史時代
- 先史時代
- 西アジア・地中海世界の形成
- 古代オリエント世界
- ギリシア世界
- ヘレニズム世界
- ローマ帝国
- キリスト教の成立と発展
- アジア・アメリカの古代文明
- イラン文明
- インドの古代文明
- 東南アジアの諸文明
- 中国の古典文明(殷・周の成立から秦・漢帝国)
- 古代の南北アメリカ文明
- 東アジア世界の形成と発展
- 北方民族の活動と中国の分裂(魏晋南北朝時代)
- 東アジア文化圏の形成(隋・唐帝国と諸地域)
- 東アジア諸地域の自立化(東アジア、契丹・女真、宋の興亡)
- 内陸アジア世界の形成
- 遊牧民とオアシス民の活動
- トルコ化とイスラーム化の進展
- モンゴル民族の発展
- イスラーム世界の形成と拡大
- イスラーム帝国の成立
- イスラーム世界の発展
- インド・東南アジア・アフリカのイスラーム化
- イスラーム文明の発展
- ヨーロッパ世界の形成と変動
- 西ヨーロッパ世界の成立
- 東ヨーロッパ世界の成立
- 西ヨーロッパ中世世界の変容
- 西ヨーロッパの中世文化
- 諸地域世界の交流
- 陸と海のネットワーク
- 海の道の発展
- アジア諸地域世界の繁栄と成熟
- 東アジア・東南アジア世界の動向(明朝と諸地域)
- 清代の中国と隣接諸地域(清朝と諸地域)
- トルコ・イラン世界の展開
- ムガル帝国の興隆と衰退
- ヨーロッパの拡大と大西洋世界
- 大航海時代
- ルネサンス
- 宗教改革
- 主権国家体制の成立
- 重商主義と啓蒙専制主義
- ヨーロッパ諸国の海外進出
- 17~18世紀のヨーロッパ文化
- ヨーロッパ・アメリカの変革と国民形成
- イギリス革命
- 産業革命
- アメリカ独立革命
- フランス革命
- ウィーン体制
- ヨーロッパの再編(クリミア戦争以後の対立と再編)
- アメリカ合衆国の発展
- 19世紀欧米の文化
- 世界市場の形成とアジア諸国
- ヨーロッパ諸国の植民地化の動き
- オスマン帝国
- 清朝
- ムガル帝国
- 東南アジアの植民地化
- 東アジアの対応
- 帝国主義と世界の変容
- 帝国主義と列強の展開
- 世界分割と列強対立
- アジア諸国の改革と民族運動(辛亥革命、インド、東南アジア、西アジアにおける民族運動)
- 二つの大戦と世界
- 第一次世界大戦とロシア革命
- ヴェルサイユ体制下の欧米諸国
- アジア・アフリカ民族主義の進展
- 世界恐慌とファシズム諸国の侵略
- 第二次世界大戦
- 米ソ冷戦と第三勢力
- 東西対立の始まりとアジア諸地域の自立
- 冷戦構造と日本・ヨーロッパの復興
- 第三世界の自立と危機
- 米・ソ両大国の動揺と国際経済の危機
- 冷戦の終結と地球社会の到来
- 冷戦の解消と世界の多極化
- 社会主義世界の解体と変容
- 第三世界の多元化と地域紛争
- 現代文明
- 国際対立と国際協調
- 国際対立と国際協調
- 科学技術の発達と現代文明
- 科学技術の発展と現代文明
- これからの世界と日本
- これからの世界と日本
- その他
- その他
























