manapedia
更新日時:
竹取物語冒頭『かぐや姫の生い立ち』テストで出題されそうな問題
著作名: 走るメロス
109,143 views
竹取物語『かぐや姫の生い立ち』

このテキストでは、竹取物語の冒頭『かぐや姫の生い立ち』(今は昔、竹取の翁といふものありけり〜)でテストに出題されそうな問題をピックアップしていきます。 書籍によっては『冒頭』とだけ記されるものもあります。



次の文章を読み、問いに答えよ。

今は昔、竹取の翁といふものありけり。野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。名をば、さぬきの造となむいひける。その竹の中に、もと光る竹なむ一筋ありけるあやしがりて、寄りて見るに、筒の中光りたり。それを見れば、三寸ばかりなる人、いとうつくしうてゐたり

翁言ふやう、

我、朝ごと夕ごとに見る竹の中におはするにて、知りぬ。子となり給ふべき人なめり

とて、手にうち入れて家へ持ちて来ぬ。妻の嫗に預けて養はす。うつくしきことかぎりなし。いと幼ければ籠に入れて養ふ。竹取の翁、竹を取るに、この子を見つけてのちに竹取るに、節を隔ててよごとに金ある竹を見つくること重なりぬ。かくて翁やうやう豊かになりゆく。

問題

Q1:「翁」、「さぬきの造」、「妻」、「嫗」、「籠」を現代仮名遣いで記しなさい。


Q2:「もと光る竹なむ一筋ありける」の「ありける」について、助動詞「ける」の意味と活用形を答えなさい。またこの「ける」と同じ意味・活用形の助動詞が文中にはあと一箇所使われている。それを四文字で抜き出しなさい。


Q3:「あやしがりて」の意味を答えなさい。




Q4:「いとうつくしうてゐたり」を現代語訳しなさい。


Q5:「子になり給ふべき人なめり」の「なめり」を文法的に説明しなさい。


次ページ:解答と現代語訳




1ページ
前ページ
1/2
次ページ


このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。