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ヘブライ人(ユダヤ人)とユダヤ教の歴史
著作名: エンリケ航海王子
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ユダヤ教から新宗教の誕生

さて、ユダヤ教が確立し、律法が極端に重んじられるようになると、イエスが現れ、世界宗教として全人類を救済の対象とするキリスト教が成立します。

ここで重要なのは、イエスはユダヤ人だったということです。

キリスト教では二つの経典が存在します。それぞれ「旧約聖書」、「新約聖書」と言われるものです。

この旧約というのは、イエスより前に存在したヘブライ人と神との契約、古い約束=旧約、新約はイエスの教えや弟子たちの行伝などをまとめた神との新しい約束=新約という意味です。

つまり、旧約聖書はユダヤ教の経典そのものにほかなりません。

また、その後成立したイスラム教でも、旧約聖書は経典として、モーセやイエスは預言者として認めているので、世界宗教の源流はユダヤ教にあると言えます。

これが、現在でも世界宗教が聖地イェルサレムやパレスチナ地域をめぐって争う理由です。

すべての経典の源流は同じため、聖地も同じ場所が重要であると認識されているのです。

おわりに

ユダヤ教は選民思想や救世主的観念が特徴ですが、古代から続く迫害の歴史がそれらを創り上げたと言ってもいいでしょう。

ニュースなどで見る紛争も、歴史を通じてその成立過程を知ると、違った角度から見ることができるようになるかもしれません。




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