はじめに
「今の日本はデフレが続いている」なんてニュースで耳にされる方も多いかと思います。ここでは
インフレーション(インフレ)と
デフレーション(デフレ)について説明しましょう。
インフレーション
まずインフレーションです。略してインフレとも言います。インフレーションとは、
物価の上昇が続いて、お金の価値が下がることです。
去年100円で買えたAという製品が、今年はインフレの影響で200円でないと買えないとなったとしましょう。
このとき
Aの価格が2倍になった、もしくはお金の価値が2分の1になったと考えます。よく、「インフレとは物価の上昇のことである」とだけ覚えている方がいますが、「
お金の価値が下がる」ということもあわせて覚えておきましょう。
当たり前ですが、インフレになると物価が上昇するので、私たちの家計が圧迫されます。
デフレーション
続いてデフレーションです。略してデフレとも言います。デフレーションとは、
物価の下落が続いて、お金の価値が上がることです。
先ほどと同じように考えてみましょう。
去年100円で買えたBという製品が、今年はデフレの影響で50円で買えるようになりました。
Bの価格が2分の1になった、もしくはお金の価値が2倍になったと考えることができます。
デフレになると商品の価格が下がるので、企業の収益が減ります。その結果、力のない企業は人員を削減し、失業率の上昇、不景気に突入というまさに現在の状況に陥ってしまいます。