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22_80 人間としての自覚 / 仏教

ブッダが考えた四苦八苦

著者名: zed
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四苦八苦

仏教の教えで四苦八苦という言葉があります。現代では四文字熟語として扱われていますが、本来は仏教用語だったのですね。

ではこの四苦八苦とは何を指しているのかということですが、ブッダはまず四苦について考えを巡らせました。四苦とは
生きる苦しみ

老いる苦しみ

病気になる苦しみ

死の苦しみ

の4つのことです。この4つの苦しみに加えて
愛する人といつかは別れなければならない(愛別離苦)

嫌いな人とも付きあわなければならない(怨憎会苦)

求めるものを得られないこともある(求不得苦)

体や心の悩みから逃れることはできない(五陰盛苦)


これら4つの苦しみをあわせて八苦と言います。
では、人間はこれらの四苦八苦を一生悩まなければならないのかというとそうではなく、人生は今の状態がずっと続くわけではない(諸行無常)という考え方をすることで、苦しみから解放されるとブッダは説いているわけです。

この諸行無常、どこかで聞いたことありませんか?平家物語の冒頭でありましたね。平家物語では、繁栄は一生続くわけではないと書かれていましたが、ここでは苦しみもまたずっと続くわけではないとなっています。




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『倫理ノート 新課程用』小寺聡 山川出版社
『もういちど読む 山川倫理』小寺聡 山川出版社

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