はじめに
ボーダレスなグローバル社会が進む中、言葉は日本人にとって1つの壁になっているように感じます。
社会人はこぞって英会話教室に通うものの、あまり効果は芳しくないようで、昨今では小学生から英語を学習するというカリキュラムに変わってきました。
ここでは、母国語として世界で多く話されている言語は何か、そしてどこで話されているのかをまとめています。
中国語
2009年の調べでは、中国の公用語である北京語を母国語とする人だけで8.5億人にも登るようです。世界最大のマーケットとなっている中国ですが、言語の重要度も年々上がってきています。
スペイン語
英語と並んで母国語として話されているのがスペイン語です。国連の公用語の中でも英語の次に指定されています。
ヨーロッパではスペインでしか話されていませんが、南米に目を向けると
ブラジル意外のほとんどの国で話されています。これは
南米大陸が長い間スペインの植民地であったことの名残りです。ちなみにブラジルではポルトガル語が主言語です。
英語
日本人からもとても結びつきの強い英語ですが、2009年の推定で3.3億人が英語を母国語として話しています。しかし、アメリカ人やカナダ人全員が英語を母国語としているかと言えばそうでもありません。例えばカナダのケベック州ではフランス語を州の言語として認定しています。
アラビア語
中東とアフリカ大陸北部の国で話されており、アラビア語を母国語とする人は2.2億人ほどと言われています。
主な国:モロッコ、アルジェリア、リビア、エジプト、スーダン、中東諸国。
アフリカ大陸でみると、中部から南部ではフランス語や英語、ポルトガル語が多く話されています。これも植民地時代の名残ですね。
ヒンディー語
インドを中心に話されているヒンディー語です。母国語とする人の総数は1.8億人です。
しかしインドには20以上もの公用語が認められ、言語自体は800以上にも登ると言われています。インドの人口が約12億ですので、その10%ほどしかヒンディー語を母国語としていないことがわかります。
ヒンディー語のほかにも、ベンガル語、テルグ語、ウルドゥー語などが多く話されています。