更新日時:
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物理基礎 慣性の法則とは~例を挙げて説明~ |
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著作名:
藤山不二雄
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運動の三法則と呼ばれる法則があります。
慣性の法則、運動の法則、作用・反作用の法則のことで、ニュートンの運動の三法則とも呼ばれます。ここではその中でも慣性の法則について説明していきましょう。
すべての物体は、外部から力を加えられない限り、①静止している物体は静止状態を続け、②運動している物体は等速直線運動を続ける
これが物理っぽく慣性の法則を説明した文です。何やらわかりづらいですね。
もう少し砕いて説明しましょう。
例えば、車や電車に乗っているとしましょう。止まった状態で急に発車すると、乗車している人は後ろに引っ張られる感じになると思います。一方で動いている車や電車が急にブレーキをすると、乗車している人は前のめりになると思います。
電車が静止しているということは、乗っている人もまた静止をしているということです。静止している物体は横に押されたりのように力を加えられなければ動くことはありません。
「静止しているものは力を加えられない限りずっと静止したまま。」これが①の示すところです。
止まり続けようとしているにもかかわらず、車や電車が横に動いたために乗客はその力を受けて後ろに引っ張られそうになるんですね。
電車や車が動いているということは、その中にいつ乗客もまた電車や車と同じように動いているということです。「何か力がかからない限り、この運動をずっと続ける」というのが②の意図するところです。
ブレーキがかかって前のめりになってしまうのは、乗客は慣性によって前に動き続けようとしているのに乗り物が止まってしまうからです。
慣性の法則とは、何かしら外的な力が加わらない限り、静止しているものは静止を続け、動いているものは等速直線運動を続けることを言います。
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