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古文単語「かく/掻く」の意味・解説【カ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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「かく/掻く」の意味・活用・使用例【カ行四段活用】

このテキストでは、古文単語「かく/掻く」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

動詞「かく」には
欠く
駆く/駈く
舁く
掛く/懸く
⑤掻く
などの用法があるが、ここでは「⑤掻く」を扱う。

カ行四段活用

未然形かか
連用形かき
終止形かく
連体形かく
已然形かけ
命令形かけ


意味1:他動詞

ひっかく、かきむしる

[出典]:万葉集
「眉根かき鼻ひ...」

[訳]:眉をひっかきくしゃみをして...


意味2:他動詞

(くしで髪を)
すく

[出典]:須磨 源氏物語
「御鬢かき給ふとて、鏡台に寄りたまへるに...」

[訳]:髪をおすきになるということで、鏡台にお寄りになったところ...




意味3:他動詞

(刀などの刃物で)
切り取る、削り取る

[出典]:敦盛最期 平家物語
「取って押さへて頸をかかんと甲を押し...」

[訳]:取り押さえて首を切り取ろうと兜を押し上げて...


意味4:他動詞

払いのける、手で払う

[出典]うつくしきもの 枕草子
「頭は尼そぎなるちごの、目に髪のおほへるをかきはやらで、うちかたぶきてものなど見たるも、うつくし。」

[訳]:髪型を尼のように肩の高さで切りそろえた髪型である子どもが、目に髪がかぶさっているのを払いのけることもしないで、首をかしげて何かを見ているのなども、かわいらしい。




意味5:他動詞

(食べ物を)
急いで食べる、かきこむ

[出典]:猫間 平家物語
「猫殿...かき給へ。」

[訳]:猫殿...かきこみください。


意味6:他動詞

弦楽器を弾く

[出典]:若菜上 源氏物語
「かき合はせたまはむ御琴の音も...」

[訳]:合奏なさるお琴の音色も...




意味7:他動詞

とりすがる


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