manapedia
更新日時:
三角比を使って円に内接する四角形の辺の長さ、面積を求める方法
著作名: OKボーイ
145,874 views
円に内接する四角形

AB=7、BC=5、CD=4とする図形において、次の問いに答えなさい。
ALT


(1)辺ACの長さを求めよ
(2)ADの長さを求めよ
(3)四角形ABCDの面積を求めよ


一緒に問いていきましょう。

まずは補助線を引く

まず、解りやすくするために補助線を1本引きます。
みなさん、どこに引けばいいのか考えてみてください。




ALT

点Aと点Cを結ぶ補助線を引きます。
こうすることで、三角形ABCと三角形ACDという2つの三角形を使って考えることができます。

【1】辺ACについて求めよ。

ここでは三角形ABCに余弦定理を当てはめます。みなさん、余弦定理は覚えていますか?
覚えていない方のために少し復習しましょう。覚えている方は飛ばしていただいて構いません。



余弦定理

余弦定理とは、三角形ABCにおいてそのを辺a、b、cとしたときに
a²= b²+c²-2bc cos A
b²= c²+a²-2ca cos B
c²= a²+b²-2ab cos C


が成り立つという法則でした。

余弦定理を当てはめる

これを上記の三角形ABCに当てはめると

AC²=7²+5²-2×7×5×cos 60°

これを展開して

AC²=74-70 cos 60°

cos 60°=1/2 なので

AC²=39

となります。
(cos 60°=1/2は決まりごとなので、考えないでしっかりと覚えてください)

AC>0なので、  

AC=√39

が答えとなります。


次は辺ADの長さ




1ページ
前ページ
1/3
次ページ


このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。






数学I