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3分でわかる伊勢物語「東下り・駿河」の内容とポイント
著作名: 走るメロス
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伊勢物語『芥川』

ここでは伊勢物語の一節『東下り』の駿河編(行き行きて、駿河の国にいたりぬ〜)の内容とポイントを記しています。



※三河編についてはこちら:3分でわかる伊勢物語「東下り・三河」の内容とポイント

和歌のポイント・要点


【1つ目の和歌】
当時、夢に恋しい人が現れないのは、その人が自分のことを思ってくれていないからだと考えられており、和歌には「あなたは私のことを忘れしまい、思ってくれていないのですね」というメッセージが詠み込まれている。


内容

三河を後にしてさらに東へと進むと、駿河の宇津という土地に着きます。暗く、つたが生い茂る道を見て心細く思っていたところ、思いがけず、知っている修行者に会いました。救われたような思いの中で一行は、「都に残してきた愛しい人へ届けてほしい」と修行者に和歌をしたためた手紙を託します。

駿河にある宇津の山のほとりに来ていますが、その「うつ」という名から思い起こされる現実(うつつ)でも夢の中でも(あなたに)逢わないことですよ。




さて、富士山を見ると5月下旬だというのに雪が白く降り積もっています。そこでまた歌を詠みました。

季節をわきまえない山は富士の山です。五月末なのに、今をいつだと思って、子鹿のまだら模様のように雪が降り積もるのでしょうか。


この富士山を京都の山で例えるならば、比叡山を20ほど積み重ねたぐらいの高さで、その形は塩尻のようでした。

詳しい現代語訳、解説と品詞分解

※現代語訳・口語訳とその解説はこちら
伊勢物語『東下り・駿河』の現代語訳と解説

※品詞分解はこちら
伊勢物語『東下り・駿河』の品詞分解(助動詞など)

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