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古文単語「はたす/果たす」の意味・解説【サ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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はたす/果たす

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サ行四段活用

未然形はたさ
連用形はたし
終止形はたす
連体形はたす
已然形はたせ
命令形はたせ


意味1:他動詞

成し遂げる、目的を達する、完遂する

[出典]:仁和寺にある法師 徒然草
「年ごろ思ひつること、果たしはべりぬ。」

[訳]:長年願っていたことを、成し遂げました。


意味2:他動詞

願いがかない神仏へ願ほどきのお礼参りをする

[出典]:若菜上 源氏物語
「願ひ満ちたまはん世に、住吉の御社をはじめ、はたし申したまへ。」

[訳]:願いが叶いなさったようなときには、住吉の御社をはじめ、願ほどきのお礼参りをしなさいませ。


意味3:他動詞

仕留める、討つ、殺す

[出典]:千切木
「急いではたさしめ。」

[訳]:すぐに殺させなさい。


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