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古文単語「ひととせ/一年」の意味・解説【名詞】 |
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著作名:
走るメロス
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このテキストでは、古文単語「ひととせ/一年」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
元日から大晦日を一区切りとする一年。
一年、一年間。
[出典]:渚の院 伊勢物語
「ひととせにひとたび来ます君待てば宿かす人もあらじとぞ思ふ」
[訳]:(織姫は)一年に一回おいでになる人を待っているのですから、(その方以外に)宿を貸す相手はいないだろうと思います。
「ひととせにひとたび来ます君待てば宿かす人もあらじとぞ思ふ」
[訳]:(織姫は)一年に一回おいでになる人を待っているのですから、(その方以外に)宿を貸す相手はいないだろうと思います。
ある年、先年。
[出典]:桐壺 源氏物語
「ひととせの春宮の御元服、南殿にてありし儀式、よそほしかりし御響きに落とさせたまはず。」
[訳]:先年の東宮のご元服は、紫宸殿で執り行われた儀式であるが、いかめしく立派であった世の評判にひけをおとらせにならない(ように光源氏の元服の儀式を執り行われた)。
「ひととせの春宮の御元服、南殿にてありし儀式、よそほしかりし御響きに落とさせたまはず。」
[訳]:先年の東宮のご元服は、紫宸殿で執り行われた儀式であるが、いかめしく立派であった世の評判にひけをおとらせにならない(ように光源氏の元服の儀式を執り行われた)。
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