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枕草子 原文全集「三条の宮におはしますころ」 |
著作名:
古典愛好家
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三条の宮におはしますころ
三条の宮におはしますころ、五日の菖蒲(さうぶ)の輿などもてまゐり、薬玉まゐらせなどす。若き人々、御匣殿(みくしげどの)など、薬玉して姫宮、若宮につけたてまつらせ給ふ。いとをかしき薬玉ども、ほかよりまゐらせたるに、青ざしといふ物を持て来たるを、あをき薄様を、艶なる硯の蓋にしきて、
「これ、ませ越しにさぶらふ」
とてまゐらせたれば、
みな人の花や蝶やといそぐ日もわが心をば君ぞ知りける
この紙の端をひきやらせ給ひてかかせ給へる、いとめでたし。
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