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古文単語「さればこそ/然ればこそ」の意味・解説【連語】
著作名: 走るメロス
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さればこそ/然ればこそ

このテキストでは、古文単語「さればこそ/然ればこそ」の意味、解説とその使用例を記している。

成り立ち

ラ行変格活用「さり」の已然形「され」、接続助詞「ば」そして係助詞「こそ」が一語になったもの。
連語

意味1

思った通り、やはりそうだ

[出典]火鼠の皮衣 竹取物語
さればこそ。異物の皮なりけり。」

[訳]思った通り。別の物の皮であることよ。


意味2

いや-そうだからこそ

[出典]小野篁、広才のこと 宇治拾遺物語
さればこそ、申し候はじとは申して候ひつれ。」

[訳]いや、だからこそ(犯人と疑われるからこそ)、(読めるけどその内容は)申し上げませんと申しておりましたのに。


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