更新日時:
|
|
三角関数sin(θ+π/2)=1/√2[角度の部分が複雑な方程式の計算問題] |
|
著作名:
ふぇるまー
12,382 views |
ここでは、
のような、角度の部分が複雑な三角関数の方程式の解き方をみていきます。
"0≦θ<2π"の範囲において、次の方程式を満たすθの値を求めなさい。
()の中が複雑な方程式が出題されたら、とにかく、()の中の角度をAと置き換えることを意識しましょう。
()の中の"θ+π/2"を、"θ+π/2=A"と置き換えて考えてみます。すると
とスッキリし、簡単そうに見えますよね。
なぜAと置き換えるかというと、計算を簡単にするためです。以前、因数分解の問題で、"x⁴-16"を因数分解するときに使った手法と同じです。
"x⁴-16"では計算が面倒くさそうなので、x²をAとして
x⁴-16
=A²−16
=(A+4)(A-4)
=(x²+4)(x²-4)
=(x²+4)(x+2)(x-2)
と解いたのを覚えていますか?
式を簡単に解くための工夫ですね。
"0≦θ<2π"なのでAの範囲は
となります。この範囲で式を満たすAの値は、次の2つです。
Aの値が出たからといってここで安心してはいけません。
求めなければならないのはθの値です。
なので、
この2つの式を解くと、
が求める答えとなります。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
三角関数の不等式sin(θ+π/2)≧1/√2[角度の部分が複雑な不等式の計算問題]
>
弧度法とは[弧度法の覚え方と度数法を弧度法にする問題]
>
弧度を利用した扇の弧の長さと面積の求め方
>
三角関数の値の正負
>
y=cos(2θ+π/2)のグラフの書き方[三角関数のグラフ]
>
三角関数sinθを含む不等式の基本問題
>
数学II
- 式と証明
- 多項式の乗法と除法
- 分数式
- 恒等式/等式の証明
- 不等式の証明
- 二項定理
- 高次方程式
- 複素数
- 2次方程式(判別式/係数の関係/数の大小)
- 剰余の定理と因数定理
- 高次方程式
- 点と直線
- 点の距離
- 内分点/外分点
- 座標上の多角形
- 直線の方程式
- 垂直/平行な2直線
- 2直線の交点
- 点と直線の距離
- 円
- 円の方程式
- 円と直線の関係
- 円:軌跡の方程式
- 不等式の表す領域
- 指数関数と対数関数
- 指数と指数関数
- 対数と対数関数
- 三角関数
- 三角関数
- 加法定理/倍角の公式
- 微分
- 平均変化率・極限値
- 微分係数と導関数
- 微分:接線
- 微分:関数の増大と極大・極小
- 微分:最大値・最小値
- 微分:関数のグラフと方程式・不等式
- 積分
- 不定積分
- 定積分
- 積分:面積
- その他
- その他