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伊勢物語『紫/武蔵野の心』(むかし、女はらから二人ありけり〜)の品詞分解 |
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著作名:
走るメロス
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このテキストでは、伊勢物語の第41段『紫/武蔵野の心』(むかし、女はらから二人ありけり〜)の品詞分解を記しています。書籍によっては「むさしのの心」や「女はらから」などと題するものもあります。
※伊勢物語は平安時代初期に書かれた歌物語です。作者は未詳ですが、在原業平がモデルではないかと言われています。
※名詞は省略しています。
むかし、 | ー |
女はらから | ー |
二人 | ー |
あり | ラ行変格活用「あり」の連用形 |
けり。 | 過去の助動詞「けり」の終止形 |
一人 | ー |
は | 計上 |
いやしき | シク活用の形容詞「いやし」の連体形 |
男 | ー |
の | 格助詞 |
貧しき、 | シク活用の形容詞「まどし」の連体形 |
一人 | ー |
は | 係助詞 |
あてなる | ナリ活用の形容動詞「あてなり」の連体形 |
男 | ー |
もたり | ラ行変格活用「もたり」の連用形 |
けり。 | 過去の助動詞「けり」の終止形 |
いやしき | シク活用の形容詞「いやし」の連体形 |
男 | ー |
もたる、 | ラ行変格活用「もたり」の連体形 |
しはす | ー |
の | 格助詞 |
つごもり | ー |
に、 | 格助詞 |
うへのきぬ | ー |
を | 格助詞 |
洗ひ | ハ行四段活用「あらふ」の連用形 |
て、 | 接続助詞 |
手づから | 副詞 |
張り | ラ行四段活用「はる」の連用形 |
けり。 | 過去の助動詞「けり」の終止形 |
心ざし | ー |
は | 係助詞 |
いたし | サ行四段活用「いたす」の連用形 |
けれ | 過去の助動詞「けり」の已然形 |
ど、 | 接続助詞 |
さる | 連体詞またはラ行変格活用「さり」の連体形 |
いやしき | シク活用の形容詞「いやし」の連体形 |
わざ | ー |
も | 係助詞 |
ならは | ハ行四段活用「ならふ」の未然形 |
ざり | 打消の助動詞「ず」の連用形 |
けれ | 過去の助動詞「けり」の已然形 |
ば、 | 接続助詞 |
うへのきぬ | ー |
の | 格助詞 |
肩 | ー |
を | 格助詞 |
張り破り | ラ行四段活用「はりやる」の連用形 |
て | 完了の助動詞「つ」の連用形 |
けり。 | 過去の助動詞「けり」の終止形 |
せむ方 | 名詞またはサ行変格活用「す」の未然形「せ」+推量の助動詞「む」の連体形「む」+名詞「方」 |
も | 係助詞 |
なく | ク活用の形容詞「なし」の連用形 |
て、 | 接続助詞 |
ただ | 副詞 |
泣き | カ行四段活用「なく」の連用形 |
に | 格助詞 |
泣き | カ行四段活用「なく」の連用形 |
けり。 | 過去の助動詞「けり」の終止形 |
これ | 代名詞 |
を、 | 格助詞 |
か | 代名詞 |
の | 格助詞 |
あてなる | ナリ活用の形容動詞「あてなり」の連体形 |
男 | ー |
聞き | カ行四段活用「きく」の連用形 |
て、 | 接続助詞 |
いと | 副詞 |
心苦しかり | シク活用の形容詞「こころぐるし」の連用形 |
けれ | 過去の助動詞「けり」の已然形 |
ば、 | 接続助詞 |
いと | 副詞 |
清らなる | 形容動詞「きよらなり」の連体形 |
緑衫(ろうさう) | ー |
の | 格助詞 |
うへのきぬ | ー |
を | 格助詞 |
見出で | ダ行下二段活用「みいづ」の連用形 |
て | 接続助詞 |
やる | ラ行四段活用「やる」の連体形 |
とて、 | 格助詞または格助詞「と」+接続助詞「て」 |
「むらさき | ー |
の | 格助詞 |
色 | ー |
こき | ク活用の形容詞「こし」の連体形 |
時 | ー |
は | 係助詞 |
め | ー |
も | 係助詞 |
はるに | 副詞またはナリ活用の形容動詞「はるなり」の連用形 |
野 | ー |
なる | 断定の助動詞「なり」の連体形 |
草木 | ー |
ぞ | 係助詞(係り結び) |
わかれ | ラ行下二段活用「わかる」の未然形またはカ行四段活用「わく」の未然形「わか」+可能の助動詞「る」の未然形 |
ざり | 打消の助動詞「ず」の連用形 |
ける」 | 詠嘆の助動詞「けり」の連体形(係り結び) |
武蔵野 | ー |
の | 格助詞 |
心 | ー |
なる | 断定の助動詞「なり」の連体形 |
べし。 | 推量の助動詞「べし」の終止形 |
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