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古文単語「とりあつむ/取り集む」の意味・解説【マ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
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とりあつむ/取り集む

このテキストでは、マ行下二段活用の動詞「とりあつむ/取り集む」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

マ行下二段活用

未然形とりあつめ
連用形とりあつめ
終止形とりあつむ
連体形とりあつむる
已然形とりあつむれ
命令形とりあつめよ


意味:他動詞

(いろいろなものをひとつに)
集める、寄せ集める、一緒にする

[出典]折節の 徒然草
「七夕まつるこそなまめかしけれ。やうやう夜寒になるほど、雁鳴きて来るころ、萩の下葉色づくほど、早稲田刈り干すなど、取り集めたることは秋のみぞ多かる。」

[訳]:七夕をまつることは、優雅である。だんだんと夜が寒く感じられる時期になる頃、雁が鳴きながらやってくる頃、萩の下の方にある葉が赤く色づく頃、早稲の稲を刈り取って干しているなど、(いろいろと趣のあることを)集めているのは秋が特に多い。


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