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古文単語「うらかく/裏かく」の意味・解説【カ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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うらかく/裏かく

このテキストでは、カ行四段活用の動詞「うらかく/裏かく」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

カ行四段活用

未然形うらかか
連用形うらかき
終止形うらかく
連体形うらかく
已然形うらかけ
命令形うらかけ


意味:自動詞

(矢などが鎧の裏まで)
貫く、貫通する

[出典]木曾最期 平家物語
「『ただ、射取れや。』とて、中に取りこめ、雨の降るやうに射けれども、鎧よければ裏かかず、あき間を射ねば手も負はず。 」

[訳]:「とにかく、(兼平を)射止めろ。」といって、(兼平を軍勢の)中に取り囲んで、雨が降るように(矢を)射たのだが、(兼平の)鎧がよいので貫通せず、(鎧と鎧の)隙間を射ないので傷も負わない。


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