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古文単語「むつまし/睦まし」の意味・解説【形容詞シク活用】 |
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著作名:
走るメロス
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このテキストでは、シク活用の形容詞「むつまし/睦まし」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
※「むつまじ/睦まじ」とも。
未然形 | むつましく | むつましから |
連用形 | むつましく | むつましかり |
終止形 | むつまし | ◯ |
連体形 | むつましき | むつましかる |
已然形 | むつましけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | むつましかれ |
親しい、仲が良い。
懐かしい、慕わしい、心がひかれる。
[出典]:夕顔 源氏物語
「見し人の煙を雲と眺むれば夕べの空もむつましきかな」
[訳]:結婚した人の(火葬する)煙を雲と思って眺めると、(曇ったこの)夕方の空も心がひかれることよ。
「見し人の煙を雲と眺むれば夕べの空もむつましきかな」
[訳]:結婚した人の(火葬する)煙を雲と思って眺めると、(曇ったこの)夕方の空も心がひかれることよ。
中世末期から「むつまじ」としても使われるようになった。「むつまじ」の場合の活用は以下の通り。
未然形 | むつまじく | むつまじから |
連用形 | むつまじく | むつまじかり |
終止形 | むつまじ | ◯ |
連体形 | むつまじき | むつまじかる |
已然形 | むつまじけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | むつまじかれ |
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