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古文単語「ついで/序」の意味・解説【名詞】
著作名: 走るメロス
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ついで/序

このテキストでは、古文単語「ついで/序」の意味、解説とその使用例を記しています。



名詞

意味1

物事の順序、順番、次第

[出典]世に従はん人は 徒然草
「世に従はん人は、まづ機嫌を知るべし。ついで悪しき事は、人の耳にも逆ひ、心にも違ひて、その事ならず。」

[訳]:世間に順応しようとする人は、まず(物事の)しおどきを知らなくてはなりません。物事の順序がよくないことは、人の耳にも不愉快に聞こえ、心にも背いて、(とりかかろうとした)その事が成就しません。


意味2

機会、場合、折

※多くが「ついでに」の形で用いられる。
[出典]:行幸 源氏物語
「さるべきついでなくては、対面もありがたければ...」

[訳]:そのような機会がなくては、対面することも難しいので...


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