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古文単語「たふとし/尊し/貴し」の意味・解説【形容詞ク活用】 |
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著作名:
走るメロス
38,770 views |
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たふとし/尊し/貴し
このテキストでは、ク活用の形容詞「たふとし/尊し/貴し」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
※「たっとし/とうとし」とも。
形容詞・ク活用
| 未然形 | たふとく | たふとから |
| 連用形 | たふとく | たふとかり |
| 終止形 | たふとし | ◯ |
| 連体形 | たふとき | たふとかる |
| 已然形 | たふとけれ | ◯ |
| 命令形 | ◯ | たふとかれ |
■意味1
気高い、尊い、高貴である。
[出典]:仁和寺にある法師 徒然草
「年ごろ思ひつること、果たしはべりぬ。聞きしにも過ぎて尊くこそおはしけれ。」
[訳]:長年思っていたことを、やり遂げました。聞いていたのにもまさって気高くいらっしゃいました。
「年ごろ思ひつること、果たしはべりぬ。聞きしにも過ぎて尊くこそおはしけれ。」
[訳]:長年思っていたことを、やり遂げました。聞いていたのにもまさって気高くいらっしゃいました。
■意味2
立派である、優れている、品位がある。
[出典]:尊き聖の 徒然草
「尊き聖の言ひ置きけることを書きつけて...」
[訳]:立派な高僧の言い残したことを書き留めて...
「尊き聖の言ひ置きけることを書きつけて...」
[訳]:立派な高僧の言い残したことを書き留めて...
■意味3
ありがたい、価値がある。
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