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古文単語「なり/形/態」の意味・解説【名詞】
著作名: 走るメロス
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なり/形/態

このテキストでは、古文単語「なり/形/態」の意味、解説とその使用例を記している。

「なり」には
①形/態
②鳴り
③業
④断定の助動詞
などの用法があるが、ここでは「①形/態」を扱う。
名詞

意味1

物の形、形状

[出典]東下り 伊勢物語
「その山は、ここにたとへば、比叡の山を二十ばかり重ねあげたらんほどして、なりは塩尻のやうになんありける。」

[訳]:その山は、ここ(都)で例えるならば、比叡山を20ぐらいに重ね上げたであろうほど(の高さ)で、は塩尻のようでした。


意味2

身なり、服装

[出典]:葵 源氏物語
「よき若人、童べのなり、姿めやすくととのへて...」

[訳]:美しい若い女房や、女童の身なりは、姿を見苦しくないように整えて...


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