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古文単語「きもこころ/きもごころ/肝心」の意味・解説【名詞】
著作名: 走るメロス
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きもこころ/きもごころ/肝心

このテキストでは、古文単語「きもこころ/きもごころ/肝心」の意味、解説とその使用例を記している。

名詞

意味

正気、精神

[出典]猫また 徒然草
「小川の端にて、音に聞きし猫また、あやまたず、足許へふと寄り来て、やがてかきつくままに、頸のほどを食はんとす。肝心も失せて、防かんとするに力もなく...」

[訳]:小川のほとりでうわさに聞いた猫またが、ねらいどおりに、(僧の)足元にさっと寄ってきて、すぐさま飛びつくやいなや、首のあたりに食いつこうとします。(僧は)正気も失って、防ごうとするも力も出ず...


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