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古文単語「やや」の意味・解説【感動詞】
著作名: 走るメロス
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やや

このテキストでは、古文単語「やや」の意味、解説とその使用例を記している。

「やや」には
副詞
②感動詞
などの用法があるが、ここでは「②感動詞」を扱う。
副詞

意味1

(呼びかけるときに用いて)
おいおい、これこれ、もしもし、ちょっと

[出典]姨捨 大和物語
「『やや。』と言へど、いらへもせで、逃げて家に来て思ひをるに...」

[訳]:「これこれ。」と(伯母は)言うのですが、(男は)答えもしないで、逃げて家にきて(伯母のことを)思っていると...


意味2

(驚いたときやふと思いついたとき、いらだだったときなどに用いて)
おやまあ、あれまあ

[出典]:殿上の名対面こそ 枕草子
やや、方弘がきたなきものぞ。』

[訳]おやまあ、方弘のきたないものですよ。


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