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古文単語「らうたし/労たし」の意味・解説【形容詞ク活用】
著作名: 走るメロス
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らうたし/労たし

このテキストでは、ク活用の形容詞「らうたし/労たし」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

形容詞・ク活用

未然形らうたくらうたから
連用形らうたくらうたかり
終止形らうたし
連体形らうたきらうたかる
已然形らうたけれ
命令形らうたかれ


意味1

かわいそうだ、いたわってやりたい

[出典]:宇津保物語
らうたく、いたづらになりぬとききつるを...」

[訳]:かわいそうに、無用な者(世捨て人)になったと聞きましたが...


意味2

かわいらしい、いとしい、愛らしい

[出典]うつくしきもの 枕草子
「をかしげなるちごの、あからさまにいだきて遊ばしうつくしむほどに、かいつきて寝たる、いとらうたし。 」

[訳]:かわいらしい様子の子どもが、ほんのちょっと抱いて遊ばせかわいがっているうちに、しがみついて寝たのは、とてもかわいらしい




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