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古文単語「あへなむ/敢えなむ」の意味・解説【連語】 |
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著作名:
走るメロス
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このテキストでは、古文単語「あへなむ/敢えなむ」の意味、解説とその使用例を記している。
ハ行下二段活用「あふ」の連用形「あへ」と完了の助動詞「ぬ」の未然形「な」、そして意志の助動詞「む」の終止形「む」がが一語になったもの。
仕方なかろう、やむをえまい、差し支えないだろう。
[出典]:道真の左遷 大鏡
「幼くおはしける男君・女君たち慕ひ泣きておはしければ、『小さきはあへなむ。』と、朝廷も許させ給ひしぞかし。」
[訳]:幼くていらっしゃった男君や女君たちが、(父である菅原道真を)慕って泣いていらっしゃったので、「幼い者は(連れていっても)差し支えないだろう。」と、朝廷もお許しになったのですよ。
「幼くおはしける男君・女君たち慕ひ泣きておはしければ、『小さきはあへなむ。』と、朝廷も許させ給ひしぞかし。」
[訳]:幼くていらっしゃった男君や女君たちが、(父である菅原道真を)慕って泣いていらっしゃったので、「幼い者は(連れていっても)差し支えないだろう。」と、朝廷もお許しになったのですよ。
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