|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
古文単語「そこら」の意味・解説【副詞】 |
著作名:
走るメロス
16,896 views |
「そこら」の意味・活用・使用例【副詞】
このテキストでは、古文単語「そこら」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
代名詞「そこ」に接尾語「ら」がついて一語になったもの。
副詞
■意味1
たくさん、多く。
※この用法の場合、「そこら+名詞」の形で用いられることが多い。
[出典]:かぐや姫の昇天 竹取物語
「汝が助けにとて、片時のほどとて下ししを、そこらの年頃、そこらの黄金賜ひて、身を変へたるがごとなりにたり。」
[訳]:お前の助けにと、少しの間と思って(かぐや姫をお前のところに)下ろしたのに、多くの年月の間に、(竹の中から)たくさんの黄金を頂いて、(お前は)その身が変わったかのように(裕福に)なってしまった。
「汝が助けにとて、片時のほどとて下ししを、そこらの年頃、そこらの黄金賜ひて、身を変へたるがごとなりにたり。」
[訳]:お前の助けにと、少しの間と思って(かぐや姫をお前のところに)下ろしたのに、多くの年月の間に、(竹の中から)たくさんの黄金を頂いて、(お前は)その身が変わったかのように(裕福に)なってしまった。
■意味2
大変、非常に、たいそう。
[出典]:葵 源氏物語
「こなたかなたの御送りの人ども、寺々の念仏僧など、そこら広き野に所もなし。」
[訳]:あちらこちらからお見送りの人々や、寺々の念仏僧などが、たいへん広い野原に隙間もない(ほど集まっている)。
「こなたかなたの御送りの人ども、寺々の念仏僧など、そこら広き野に所もなし。」
[訳]:あちらこちらからお見送りの人々や、寺々の念仏僧などが、たいへん広い野原に隙間もない(ほど集まっている)。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
古文単語「わびし/侘びし」の意味・解説【形容詞シク活用】
>
古文単語「きる/霧る」の意味・解説【ラ行四段活用】
>
古文単語「うちあぐ/打ち上ぐ/打ち揚ぐ」の意味・解説【ガ行下二段活用】
>
古文単語「しづまる/鎮まる/静まる」の意味・解説【ラ行四段活用】
>
古文単語「おほらかなり/多らかなり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】
>
最近見たテキスト
古文単語「そこら」の意味・解説【副詞】
10分前以内
|
>
|
デイリーランキング