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古文単語「おしなべて/押し並べて」の意味・解説【副詞】
著作名: 走るメロス
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おしなべて/押し並べて

このテキストでは、古文単語「おしなべて/押し並べて」の意味、解説とその使用例を記している。

副詞

意味1

すべて、ことごとく、一様に

[出典]:応長の比 徒然草
「そのころ、おしなべて、二、三日人のわづらふことはべりしをぞ...」

[訳]:そのころ、一様に、二、三日人が病気にかかることがございましたのを...


意味2

普通の、ありきたりの

※この用法の場合「の」を下に伴うことが多い。
[出典]桐壷 源氏物語
「はじめよりおしなべての上宮仕へし給ふべき際にはあらざりき。」

[訳]:(この皇子の母親である更衣は)当初は、ありきたりの帝のおそば勤めをなさらなければならない(低い)身分ではありませんでした。


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