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化学基礎 中和滴定 実験のやり方 |
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著作名:
藤山不二雄
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中和反応における酸と塩基の関係を利用して、濃度のわからない酸や塩基の水溶液の濃度を求めることができます。このことを 中和滴定といいます。
やり方はこうです。
濃度不明の酸性、または塩基性の水溶液Aがあったとします。
濃度はわかりませんが、その体積(l)はわかっています。この水溶液Aに対して、酸であれば塩基性の水溶液を塩基性であれば酸性の水溶液を加えていきます。もちろん加える水溶液の濃度はわかっています。この加える水溶液は標準溶液と呼ばれます。ここでは水溶液Bとしましょう。
酸性の水溶液と塩基性の水溶液を混ぜているので、中和が起こります。
中和反応が完了するまで水溶液Bを水溶液Aに混ぜていきます。反応が終わった段階での標準溶液(水溶液B)の体積がわかれば
酸の価数×酸の物質量=塩基の価数×塩基の物質量
の関係から水溶液Bの濃度を知ることができます。
この一連の動作が中和滴定です。
中和滴定によく使われる実験器具を上げておきましょう。
ホールピペット | 溶液Aをコニカルビーカーにいれるスポイト |
コニカルビーカー | 溶液Aと溶液Bを混ぜ合わせるビーカー |
ビュレット | 溶液Bをいれる、メモリがついた器具 |
フェノールフタレイン溶液 | アルカリ性の溶液に混ぜると赤く変化する溶液 |
実験に際してビーカーは予め純水で洗う、ホールピペットとビュレットは溶液Aですすいでおくという準備も合わせて覚えておきましょう。たまにテストにでてきます。
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