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孔子と論語 ~春秋戦国時代と諸子百家の活躍~ |
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著作名:
エンリケ航海王子
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みなさんは、『論語』という書物を知っていますか?
現在でも名著の1つとして様々な人々に読まれている書物です。この論語の元になった孔子は、春秋時代に活躍した思想家でした。このテキストでは、そんな中国古典思想がどのように誕生したのかを見ていきましょう。
西周が国を治めていた時代、宗族という血縁関係を元にした統治方法が取られていました。
しかし、西周が犬戎という異民族におわれ、東遷すると、周王室の権威は衰え、中国は各諸侯が覇権を争う春秋戦国時代に入ります。
この春秋時代末期から、国家や社会の秩序再建、乱世を生き抜く処世術を説いた思想家たちが現れました。
この思想家たちを、諸子百家と呼びます。
諸子百家の中でも、さきがけとなったのが、儒教の祖である孔子(前551頃~前479頃)です。
(孔子像)
孔子は春秋時代末期に、混乱する世の中をどうすれば平和にすることが出来るかを深く考えました。
彼は、周の時代の政治思想を理想とし、家族の道徳を実践することにより、天下が平和になると考えました。
彼の思想は「修身斉家治国平天下」(自分の行いを正しく、家庭をととのえ、国家を治め、天下を平和にする。)という言葉に表れています。
彼の基本的思想は、人が本来持っている仁というものを完成させることによって、平和で秩序ある世を創るというものでした。
仁はその対象によって以下のような種類があると孔子は述べています。
このような彼の教えを弟子たちがまとめ、書物にしたものが『論語』です。
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