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古文単語「とほし/遠し」の意味・解説【形容詞ク活用】
著作名: 走るメロス
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「とほし/遠し」の意味・活用・使用例【形容詞ク活用】

このテキストでは、ク活用の形容詞「とほし/遠し」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

形容詞・ク活用

未然形とほくとほから
連用形とほくとほかり
終止形とほし
連体形とほきとほかる
已然形とほけれ
命令形とほかれ


意味1

(距離や時間が)
離れている、遠い

[出典]東下り 伊勢物語
「思ひやればかぎりなく遠くも来にけるかなと、わびあへるに...」

[訳]: (都へと)はるかに思いをはせると、果てしなく遠くまできたものだなあと、(皆で)一緒に気弱になっているところ


意味2

(人間関係や心理的に)
離れている、親しくない、疎遠だ

[出典]:近うて遠きもの 枕草子
「近うて遠きもの」

[訳]:近くて(実は)離れているもの




意味3

関心がない、気乗りがしない、気が進まない

[出典]:少女 源氏物語
「学問などに身を苦しめむことは、いととほくなむおぼゆべかめる」

[訳]:学問などで身を苦しめることは、とても気が進まないと思われるに違いないようだ。


意味4

関係がない、縁がない、縁遠い

[出典]:橋姫 源氏物語
「世の常の女しくなよびたる方はとほくや」

[訳]:[訳](娘たちは)世間の普通の女らしくしとやかなところには縁がないのではないか。


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