更新日時:
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副詞の役割をする不定詞 |
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著作名:
茶ップリン
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このテキストでは、不定詞の中でも副詞的用法、すなわち副詞の役割をする不定詞について説明しています。まずは例文をみてみましょう。
1:She studies hard to pass the entrance exam.
※彼女は入学試験に合格するために一生懸命勉強しています。
2:I am glad to hear that.
※それを聞いて、私はとてもうれしいです。
3:What a brave man you are to make the trip around the world alone.
※1人で世界一周をするなんて、あなたはなんて勇敢なのでしょう。
4:He grew up to be a doctor.
※彼は成長して医者になった。
5:His name is difficult to pronounce.
※彼の名前は発音するのが難しい。
6:To tell the truth, I was wrong.
※本当のことを言うと、私は間違えました。
不定詞の副詞的用法では、"to+動詞の原形"が、文中の名詞以外の語句(動詞や形容詞など)や文を修飾する役割を担っています。ちなみに、ここにあげた例文は、どれもタイプが異なる副詞的用法の例文です。それぞれに文法的な用法がつまっているのですが、そこはテストには出ませんので、英語の先生になりたい方以外はカットして学習した方が効率は良いでしょう。
まず例文1ですが、"to pass"は"合格するために"と訳します。これが"studies"という動詞にかかっているのがわかりますね。動詞を修飾する副詞の役割を果たしています。"~するために○○する"と訳すことが多いです。
続いて例文2です。"to hear"は"聞いたことによって"と訳します。これが"glad"という形容詞にかかっていますので、これもまた副詞の役割を果たしていることがわかるかと思います。"~して○○だ"のように訳すことが多いです。
例文3はちょっと難しいですね。"What a brave man you are"と"to make~"を切り離して考えます。この文では、"What a brave man you are"と言いたいことを先に言っています。では何で勇敢なのか?という説明が必要になってくるわけですが、その説明をしているのが"to make~"の部分なわけです。つまりこの"to make~"が"What a brave man you are"の部分にかかっているということなんですね。文を修飾するのも、不定詞の副詞的用法の役割の1つです。
例文4は日本語訳にてこずるパターンです。"彼は成長した。そして医者になった"と訳すのですが、動詞を修飾するパターンと混同してしまいあやまって"彼は医者になるために成長した"と訳さないように気をつけましょう。
例文5は、"to pronounce"が"difficult"という形容詞を修飾しています。例文2と何が違うのかというと、例文2で扱う形容詞は"glad"や"sad"という感情を表すものであったのに対し、例文5で扱う形容詞は"difficult"や"easy"のように感情を表すものです。文法的に細かく言うと異なるのですが、特に区別をする必要はありません。
例文6は、独立不定詞というちょっと変わったパターンです。のちのテキストで説明していますので、ここではこの例文をとりあえず頭にいれておきましょう。
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