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副詞の性質と見分け方(中学国語の文法) |
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著作名:
春樹
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中学校の国語の教科書では、品詞とは言葉の種類を指します。単語は文を構成する最小の単位であり、それぞれが異なる役割や意味を持ちます。中学校の国語の授業では、以下の11種類の品詞を学びます。それぞれの品詞の特徴と例を以下に説明します。
名詞(めいし):物や人、場所、概念などを表す言葉で、変化しない形です。文章で主語や目的語として使われることがあります。例:花、山、友達、時間、愛。
代名詞(だいめいし):名詞の代わりに使用される言葉で、特定の人や物、場所を指示したり、総称したりします。例:私、あなた、彼、これ、それ、どこ。
動詞(どうし):動作や状態を表す言葉で、活用することで時制や敬語が変わります。文章の最後にくることがあり、述語として機能します。例:走る、食べる、笑う、寝る、ある。
形容詞(けいようし):物や人の性質や状態を表す言葉で、活用することで形容詞は「い」で終わります。文の最後に来て、主語を修飾することがあります。例:赤い、高い、美しい、寒い。
形容動詞(けいようどうし):物や人の性質や状態を表す言葉で、活用することで形容動詞は「だ」で終わります。文の最後に来て、主語を修飾することがあります。例:静かだ、元気だ、きれいだ。
副詞(ふくし):動詞や形容詞を修飾する言葉で、変化しない形です。程度や方法などを表します。例:ゆっくり、とても、全然。
連体詞(れんたいし):名詞を修飾する言葉で、変化せず「の」「な」「た」「る」「が」で終わることが一般的です。例:この、ある、大きな、あらゆる。
接続詞(せつぞくし):文や文節をつなぐ言葉で、変化しない形です。理由や対比などを表します。例:だから、しかし、そして。
感動詞(かんどうし):感情や呼びかけを表す言葉で、変化せず、文の先頭に置かれることが多いです。例:あら、おや、はい。
助動詞(じょどうし):動詞や形容詞などに付いて、その意味を変えたり強調したりする言葉です。活用することがあり、文末に置かれることが多いです。例:たい、られる、ない。
助詞(じょし):名詞や動詞などに付いて、その関係を示したり意味を補ったりする言葉です。活用せず、文末に置かれることが多いです。例:が、は、も、から。
以上が中学校の国語の品詞の見分け方と分類です。品詞は文法的な役割だけでなく、意味的な役割も持っていますので、しっかりと覚えておきましょう。
前述の通り、品詞の概要を述べたので、このテキストでは、副詞の性質について説明していきましょう。
副詞は、連体詞と一緒に学ばされることが多いので、連体詞をみてからこのテキストをみると理解が早まるかもしれません。
まずは連体詞とはなんぞ?の説明から始めましょう。
ずばり!
副詞とは、おもに動詞・形容詞・形容動詞を修飾する品詞です。
※動詞・形容詞・形容動詞のことを用言ということもあります。
連体詞のようにみわけ方が決まっているわけではないので、地道にみていきましょう。
おもに動詞を修飾するタイプです。
・すぐに出かける
・しばらく様子をみる
・さっそくとりかかる
・いつも寝坊する
どうゆう様子か、状態かを表す言葉ですね。
おもに形容詞・形容動詞を修飾するタイプです。
この程度という言葉がわかりにくいかもしれませんので、例を見ながら考えてみましょう。
・雨がとても降った
この「とても」という言葉は、どれぐらい雨が降ったのかという程度を表していますね。
・とてもうれしいです。
この「とても」という言葉は、どれだけうれしいのかという程度を表していますね。
なんとなく実感して頂けたでしょうか?
・もっと遊ぼう
・かなりあせった
・ちょっと泣いた
このようなことばが程度を表す副詞です。
叙述・陳述・呼応の副詞とも言います。
ことばは難しいですが、副詞の中ではみわけやすいタイプです。
呼応の副詞とは次のようなものです。
・私は決してウソはつかない の「決して」
・もし良い大学に行きたいなら の「もし」
・たぶん彼も遅れてくるだろう の「たぶん」
・まるで絵の中にいるようだ の「まるで」
いま例にだした「決して・もし・たぶん・まるで」には共通点があります。
それは、うしろにくる言葉が決まっていることです。
・決して~ない
・もし~なら
・たぶん~だろう
・まるで~ようだ
このように呼応の副詞は、うしろにくる語とセットになっていますので
比較的見つけやすいタイプです。
擬音語や擬態語も副詞の1種です。例えば
・バタバタ走るよ、バタ子さん の「バタバタ」
・雨がザーザー降っている の「ザーザー」
・星がキラキラかがやいている の「キラキラ」
このようなものですね。擬音語・擬態語が出てきたらラッキー!です。
最後が指示語です。
「こう」、「そう」、「ああ」、「どう」の4つだけですので、しっかりと覚えておきましょう。
ちなみに「これ」、「それ」、「あれ」、「どれ」は代名詞ですので、ごちゃまぜにしないようにしましょう!
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