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18_80 西アジア・地中海世界の形成 / 古代オリエント世界

メロエ文字とは わかりやすい世界史用語237

著者名: ピアソラ
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メロエ文字とは

メロエ文字は、紀元前3世紀から紀元後4世紀にかけて、クシュ王国で使用された文字体系です。この文字は、エジプトのヒエログリフから派生したもので、メロエ語を書き表すために開発されました。メロエ文字には、メロエ楷書体とメロエ象形文字体の2種類があります。楷書体は、デモティック文字から派生し、象形文字体はエジプトの象形文字から派生しています。

メロエ楷書体は、約90%の碑文に使用されており、最も広く証明されている文字体系です。この楷書体は、メロエ象形文字体よりも約1世紀以上早く使用され始めました。メロエ文字は、アブギダと呼ばれる文字体系の一種で、基本的な母音は「a」で、母音記号「a」「e」「i」「o」や音節記号「ne」「se」「te」「to」を除いて、母音を明示的に示すことはありません。

メロエ文字の解読は、20世紀初頭にイギリスのエジプト学者フランシス・ルウェリン・グリフィスによって行われました。しかし、メロエ語自体の解読は完全には進んでおらず、言語学者たちはメロエ語が他の言語とどのように関連しているのかを確定できていません。そのため、メロエ語の碑文の多くは今もなお完全には理解されていません。

メロエ文字は、クシュ王国の文化や歴史を理解する上で非常に重要な役割を果たしています。
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『世界史B 用語集』 山川出版社

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