更新日時:
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太閤検地・刀狩・身分統制令の本当の目的 |
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著作名:
早稲男
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豊臣秀吉は天下統一の過程で、様々な法律を導入しました。
主なものに太閤検地、刀狩、身分統制令といったものがありますが、これらの法律はある1つの目的のためになされたと考えられています。それは、農民の反乱を抑えるためです。1つずつみていきましょう。
土地の広さや、どれくらいの収穫がみこめるのかを国がチェックすることを検地と言います。秀吉が行ったので太閤検地と呼ばれています。それまで地域でバラバラだった長さや石高の単位を一定にして、土地を管理しやすくしました。
また、それまで有力農民や荘園領主が持っていた複雑な利権などはすべてなかったことにして、直接土地を耕す農民がその土地を所有していることを認めました。
これによって農民は農業にいそしむことができるようになります。
1588年に、方広寺というお寺に大仏を建築するという名目で、材料にするために刀や鉄砲などの武器を差し出すようにとする法令が出されました。これが刀狩です。しかし実際には、大仏の材料にするのはたてまえで、農民の反乱を抑えるために出されたものとされています。
うえの2つに加えて、1591年に身分統制令を発布します。
武士は百姓や商人になってはならない、百姓や商人も武士になってはならないという内容のものです。
これによって、士農工商の身分制度の足がかりができました。
つまり農民は農民のまま働くように縛り付け、また反乱を起こそうと思っても起こせないように武器を奪うことで骨抜きにしたのですね。秀吉も農民出身ということで、一番農民の怖さを知っていたのかもしれませんね。
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