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【豊臣秀吉】忙しい人のためのざっくり解説! |
著作名:
ざっくり解説
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豊臣秀吉についてざっくり解説!
豊臣秀吉の生涯について、簡単にざっくりとまとめました。
豊臣秀吉の一生
豊臣秀吉は、1537年(1536年?)に尾張国(現在の愛知県名古屋市)に生まれ、1598年に死去しました。俗説では農民や足軽の子として生まれたなどとされていますが、定かではありません。織田信長、徳川家康と共に、戦国時代・安土桃山時代を代表する武将の1人として知られています。
織田信長に仕官し、頭の回転の良さから成果を上げ、信長からの信頼を得ました。信長の足が寒くないよう、草履(ぞうり)を懐に入れて温めておいた話はあまりにも有名です。また、
・vs斎藤龍興(美濃国)
・墨俣一夜城を建設(これを示す確実な資料はない)
・vs六角氏(箕作城の戦い)
・vs朝倉・浅井氏(金ヶ崎の退き口や小谷上の戦い)
・vs武田氏(長篠の戦い)
・播磨、但馬の平定
などの戦で功績を挙げ、武将としての地位を確立させました。
1582年、明智光秀の謀反により織田信長が自害しました(本能寺の変)。その明智光秀を山崎の戦いで打ち破った秀吉は、織田信長の後継者として名乗りをあげることとなります。信長の後継者を決める清須会議において存在感を示した秀吉は、これに難色を示した、柴田勝家、織田信孝(信長の三男)らを次々と排除し、実質的に織田家を手中に納めました。
1585年、武士として初めて関白に任命され、1586年には正親町天皇から豊臣の姓を賜り、同年12月には太政大臣に就任、ここに豊臣政権を確立させました。その後、九州(島津氏)、関東(徳川氏、北条氏)、奥州(伊達氏)の諸大名を臣従させ、1590年に天下統一を果たしました。
豊臣秀吉の功罪
■統一政策の実行
一般的には、豊臣秀吉が天皇や朝廷の権威を自身の支配に利用したとされています。秀吉は関白の地位を得ると、諸大名に天皇への忠誠を誓わせ、彼らを自らの家臣としました。また、惣無事令を出して、大名たちの私戦を禁じました。さらに、全国的に刀狩令を発布して、僧侶や農民などを含む武器所有者を取り締まり、喧嘩停止令や海賊停止令を定めることで私的な武力行使や海賊行為を抑制しました。これにより、国内における私的な武力抗争を防ぎ、秀吉は平和を維持することに貢献しました。
これらの政策により、戦国時代の乱世から一定の秩序が生まれ、江戸時代への移行を促したと考えられています。
■太閤検地
秀吉は、日本全国の土地調査および土地改正政策を行いました。これを太閤検地と言います。1580年代後半から1590年代初頭にかけて実施され、その後も幾度かの改正が行われました。
太閤検地は、国内の土地に対する正確な知識を得ることによって、秀吉の支配体制の基盤を強化し、収税基盤を整備することを目的として行われました。また、戦乱によって混乱していた土地の所有権を明確にし、農民を保護することも意図されていました。
太閤検地では、土地の面積や地価、耕作可能な品質や状態などが詳細に調査され、その結果をもとに土地の所有権が改正されました。これにより、豊臣政権は正確な収入源を持ち、秀吉の大名や家臣たちも自分たちの領地を正確に知ることができるようになりました。また、農民の生産性も向上し、社会の安定にもつながりました。
■文禄・慶長の役
秀吉は、朝鮮半島に対する出兵を1592年(文禄の役)と1597年(慶長の役)の2度にわたって行いました。この出兵は当時、明の征服を目的としたものであったとされています。出兵の理由については諸説あり、明確な結論は出されていませんが、戦争は休戦を挟んで6年にわたり、日本・明・朝鮮の三国に大きな影響を与えました。
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