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焚書・坑儒とは わかりやすい世界史用語431
著作名: ピアソラ
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焚書・坑儒とは

焚書・坑儒とは、李斯の進言により始皇帝が紀元前213年に始めた中国の歴史的事件で、秦の始皇帝によって命じられたとされる書物(医薬・占い・農業以外)の焼却と、紀元前212年に行われたとされる儒学者の生き埋めによる処刑を指します。この出来事は、中国の百家争鳴の哲学的論文を破壊し、法家の公式な統治哲学を強化する目的で行われたとされています。

焚書・坑儒が行われた理由として、法家による政治権力の掌握が起こっていたことから、当時の学者の中には、この状況に反対するものも多く、これら反対勢力を一掃するねらいがあったとされています。

学者の処罰に関しては、司馬遷の『史記』によると、中国を統一した後の始皇帝の宰相である李斯は、思想と政治的意見を統一するために知的議論を抑制することを提案しました。

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